九龍ジョーの部屋

テレビ見てたら吉木りさに怒られる番組やってて、これ前は美しい人に怒られるやつだったけど、もろビーバップみのるの淫語痴女シリーズじゃねえかって思ったんだ。この「思ったんだ」っていうのはNDGの関くんのMC風に読んでほしいんですけど、とにかくそう思ったのは、森川圭がオナてつシリーズの、中でも杏野るりや安里祐加主演作品で完成させたAV音響派の淫語美学をビーバップみのるはここにきて一気にアップデートさせたからで。

かの黒川伊保子先生の名著『怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか』に倣って、「熟女系女優の名はなぜマミムメモか」ということを真剣に考えてみるならば、そもそも世界のどこかしこでも母性に関する言葉にはM音がつきものだ、ということに気づかされる。いや正確に言うならば、それは「hM音」と表記したほうがいいだろう。発音してみるなら、「ゥーンム」だ。実際にクチに出してみてほしい。いまあなたが試したクチの形状――上唇と下唇が一瞬の接触、それは赤ん坊が母親のオッパイを吸う時のそれである。
熟女系女優の名はマミムメモだ。2012年ぐらいまではカンペキなテーゼだった。しかし入っていないのである、翔田千里には。マ行が。あるのはサ行のドライな鋭さとラ行のインテリジェンス。高坂保奈美も改名する。「澤村レイコ」に。サ行とラ行の来襲。じつはその嚆矢として、すでに00年代に姫咲しゅりが存在するのだが、彼女についてはいずれ改めて書くとして、この「マ行」から「サ行&ラ行」への変化は「オナてつ」から「淫語痴女」への変化とパラレルでもある。「オナてつ」が導入した5.1チャンネルのサラウンド感、すなわち「包み込むような柔らかさ」から、時代はより「痴的偏差値の高い攻撃的淫語」へ。かつて杏野るりが左右の耳元で囁いた「シコシコ」という言葉はいま、ここまでエグい攻撃力と手数を誇るようになった。

ヌルヌル…シコシコ…ヌルヌル…シコシコ…ヌルヌル…シコシコ…ヌルヌル…シコシコ…ヌルヌル…シコシコ…ヌルヌル…シコシコ…
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(「ビーバップみのる監督ブログ:しこしこぬるぬる淫語 翔田千里」より)

この進化を私はおおいに歓迎したい。電極をアタマにぶっさすような快楽とグルーヴ。エグフェスもしかりだ。大げさに言うのならばきっとそういうことなんだろう。

 九龍ジョー

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九龍ジョーさん、忙しい締切の合間に特濃の文章を寄せてくださり、ありがとうございました!!!